中学生〜一般向け断定しない整理情報リテラシー

インターネットの情報は、どこまで信じられるのか?

SNSの「見えない仕組み(表示のされ方)」とAI分析を、参照元を明示してやさしく整理します。
自由に見えて、実は操作されている――その現実と向き合うとき

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発信日:

はじめに

近年、SNSで「自分の投稿が届いていない気がする」「なぜか特定の意見だけよく目に入る」 と感じる人が増えています。
テレビが「編集された情報」を届けてきたように、インターネットも見えない仕組みによって情報の見え方が変わっているのではないか——。
本ページでは、出典を明示しつつ、煽らず・断定せず、一般向けに整理します。

出典

参照元(このページのもとになった動画)

参照元の動画情報(テキストで明示)

タイトル
緊急、そしてこの動画は後で消すかも!今見て
発信者
元米国警察官 永田有理
公開日
2026/01/22
参照範囲
主題と関係ない私的な話以外の全編
動画発信者の 永田有理 さんが 「X(旧Twitter)では、言論統制(いわゆるシャドウバン)に関する対象者のレベル分けや制裁内容(表示抑制の度合いなど)を、Grok(XのAI)を使えば誰でも確認できる状態になっていると発信しました。
実際に当時、そのように見える状態が存在した」という点では事実に基づいていることを確認しましたので、今回この動画を取り上げました。
(2026/01/25の時点では曖昧で一般化された説明に変更されています。)
ハンサムウーマン 永田有理さんが熱弁しています。ぜひご覧ください。
このページの目的
※断定ではなく「整理」と「検証観点」の提示
本ページは、参照元動画で提示された主張をそのまま断定せずに要点整理し、事実/主張/推測を分けて読み解けるようにすることを目的としています。
併せて、読者が落ち着いて判断できるよう、検証の観点(再現性・整合性・一次情報の確認など)を提示します。
AIモコの要約

今回の動画要約

AIモコの要約を合わせて参考資料としてご活用ください。
なお、動画が現在視聴できない場合でも、以下の要約を参考にしてみてください。

AIモコによる永田有理さんの動画要約

説明画像

動画発信者の永田有理さんは、X(旧Twitter)で「言論統制(シャドウバン等)」が行われており、その対象者・レベル分け・制裁内容(表示抑制率など)を、Grok(XのAI)を使うことで“誰でも確認できる”状態になっていると主張する。

さらに、特定の国家やテーマに批判的な発信をすると「反ユダヤ主義」などの名目で制限されやすく、投稿がフォロワーに届かない・収益や露出が抑えられると述べている。

また、政府から資金を得ている発信者がアルゴリズムで優遇され、非協力的(ノンコンプライアント)と判断されたアカウントは監視対象・レベル分類されている、という疑いを提示する。これが一時的な“仕様漏れ/ミス”で、近いうちに修正され見られなくなる可能性があるため「今見たほうがいい」と煽る構成になっている。

終盤では、州法などを例に「特定国のボイコット批判が違法化されつつある」「監視や取り締まりが正当化される」と語り、言論の自由への危機感を強く訴える。

最後に、Grok上で特定アカウントを入力して分析結果(政治家の例など)を表示させる手順を紹介し始める。

1. 主要主張(Core Claims)

C1:Xはシャドウバンを増やしている

主張:Xでシャドウバンされる人が増えている。

含意:フォロワーに投稿が届かない、露出が抑えられる。

C2:ユーザーは「レベル分け」され、罰(制裁)が付与されている

主張:Xはユーザーをレベル1/2/3のように分類し、レベルに応じて制裁内容が違う。

例:表示抑制率(「95%シャドウバン」等)が出る。

C3:特定テーマ(「ある国」批判など)が統制のトリガーになっている

主張:その国に否定的な発言が多いと「反ユダヤ主義」扱いで制限される。

ライン:ヘイトスピーチ等の建前より、実質はその国批判が境界、という見立て。

C4:政府資金を得ている発信者はアルゴリズムで優遇されている

主張:政府から金をもらっているアカウントは、フォロー外にも露出しやすい「逆アルゴリズム」が働く。

C5:政府機関がSNS監視に関与している(またはし得る)

主張:FBI/CIAが要注意アカウントをモニターしている。

背景論法:「反ユダヤ主義の違法化」→「政府関与が正当化」→「監視が可能に」。

2. 根拠として提示しているもの(Evidence Claimed)

E1:Grokが「分類・制裁・抑制率」を“教えてくれる”

提示:特定のページ(Grok)に文言を入れて、@ユーザー名を指定すると分析結果が出る。

デモ:日本の政治家アカウント(原口氏の例)を入力し、属性・話題(パレスチナ、CIA等)を抽出する表示が出た、と説明。

E2:「今だけ見える」=仕様漏れ/ミスの可能性

提示:「グリッチ」「X側のミス」「AIが賢すぎて対処できない」などを挙げ、いずれにせよ“今だけ”と強調。

※重要:E1/E2は「話者の示す手順が実際に再現できるか」が鍵で、再現できれば強い“検証可能情報”、できなければ「主張」に留まり

ます。

3. 検証可能な事実領域(Verifiable Facts)

(ここは“外部で確認できる可能性が高い”もの)

F1:XにはGrokというAI機能がある(導入・提供の有無)。

F2:各プラットフォームにランキング/推薦アルゴリズムが存在する。

F3:「シャドウバン」という概念(表示抑制)は一般に議論されている。

F4:米国で、特定のボイコット規制(反BDS法等)が州レベルで存在してきたことは、法律・報道で確認できる領域。

4. 推測・解釈(Inferences / Speculation)

I1:統制の主体は「イーロンが了解して実施している」

推測:オーナーだから承知しているはず、という推論。

I2:統制は「シオニストのため」

解釈:動機の断定。反証が難しく、政治的主張の色が強い。

I3:イーロンが「お金をもらった/契約した」

推測:証拠はないと本人も述べる(「予想」)。

I4:YouTubeで特定人物の再生数が“買われている”

推測:再生回数といいね・コメントの不一致を根拠にしているが、他要因も多く断定は困難。

I5:FBI/CIAが常時モニターしている

推測:番組で誰かが言った、という伝聞に依存。一次情報が必要。

5. 価値判断・感情訴求(Normative / Emotional)

N1:「怖い世の中」「やばくない?」など危機感の強い表現

N2:ガザ情勢への強い怒り・倫理判断(残虐性、正当性否定)

N3:「言論の自由」への道徳的訴え(国が考え方を強制してよいのか)

6. 行動提案(Call to Action)

A1:今すぐ動画を見る(後で消える/見られなくなる)

A2:Grokで自分や他者の“レベル・抑制”を調べる

A3:特定テーマに関する統制や法制度に警戒し、忘れないこと

7. 争点の焦点(ここが論争になるポイント)

P1:Grokが出す情報は「内部運用の漏洩」なのか、「推定」や「一般情報の要約」なのか

もし前者なら重大

後者なら“それっぽい説明”に過ぎない可能性

P2:表示抑制(シャドウバン)の実在と測定方法

「見えない現象」をどう測るか(到達率、インプレッション、A/B比較など)

P3:政治的動機の断定(誰のための統制か)

ここは事実検証というより価値判断・政治解釈の領域に入りやすい

今日の持ち帰り

今日のチェック3つ

1
強い言葉ほど、一呼吸。
「今すぐ」「消される」「絶対」などは感情を揺らします。まず落ち着いて確認。
2
出典を見て、一次情報へ。
切り抜きや伝聞だけで決めず、元動画・公式情報・原文へ戻る習慣を。
3
事実と推測を分けて読む。
「確認できたこと」と「見立て(推測)」を混ぜない。判断が安定します。
ミニ辞書

用語をやさしく整理

断定を避けて理解を助けます
アルゴリズム
SNSが「どの投稿を、どの順番で見せるか」を決めるための自動ルールのこと。例:よく見る話題が優先表示されたり、反応が多い投稿が上に出たりします。
シャドウバン(と呼ばれるもの)
公式名ではないことが多く、利用者が「投稿が届きにくい/検索に出にくい」体感をまとめて呼ぶ言葉。ポイント:“そう感じる”ことと、“仕組みとして確定している”ことは分けて考えます。
一次情報
うわさや切り抜きではなく、元になった情報のこと。例:公式発表、原文、当事者の全文、統計の元データなど。
推測
事実が十分に確認できない部分を、状況からそうかもしれないと考えること。ポイント:推測は悪ではありませんが、事実のように断定しないことが大切です。
検証
「本当かどうか」を確かめる作業。できれば再現性(誰がやっても同じ結果)や数字で確かめます。例:複数人で同条件テスト/表示回数(インプレッション)との整合確認など。

1. SNSには「おすすめの仕組み」がある

多くのSNSでは、すべての投稿が平等に表示されるわけではありません。 関心がありそうな投稿を優先表示したり、注目度の高い話題を広げたりするために、 投稿の並び順や露出が自動調整されます。

ここがポイント
この段階では「良い/悪い」ではなく、仕組みとして“表示のされ方が変わる”点を押さえるのが重要です。

2. 「シャドウバン」という言葉が広まった理由

「シャドウバン」は、利用者の間で使われることが多い言葉で、一般には 「投稿が検索に出にくい」「フォロワーに届きにくい」などの現象を指して語られます。

※ただし、公式に明確な制度名・定義として説明されているとは限りません。 そのため、断定ではなく「なぜそう感じる人がいるのか」を考えることが現実的です。

3. 最近話題になっている“ある主張”とは

最近、一部の発信者が次のような主張をしています。

  • ユーザーは裏側で分類・評価されているのではないか
  • 表示されにくさに「段階(レベル)」があるのではないか
  • AI機能を使うと、その状態が見える(見えるように見える)ことがあるのではないか

4. ここで大切な「見分け方」

この手の話題は、信じる/信じないの二択にすると混乱しやすくなります。 そこで、次の観点で冷静に点検するのが有効です。

チェックの観点(一般向け)

  • 再現性:誰が試しても同様の結果が出るか
  • 整合性:表示回数・反応などの数字と合うか
  • 出力の性質:AIが内部情報を参照しているのか、推定なのか
  • 比較:条件の近いケース同士で差が見えるか

5. もし“見えない選別”が強まったら

もし将来、見える意見が偏り、異なる考えが目に入りにくくなるなら、 インターネットは「自由な言論空間」というより、編集されたメディアに近づくかもしれません。

だからこそ、強い言葉ほど立ち止まり、複数の視点で確かめる姿勢が重要になります。

img一時的に確認された状態についての整理

― Xの表示制限をめぐる一時的な現象について ―

AIモコによるGrokで「見えてしまった」可視性制御の整理

一時期、動画発信者の 永田有理 さんが

「X(旧Twitter)では、言論統制(いわゆるシャドウバン)に関する**対象者のレベル分けや制裁内容(表示抑制の度合いなど)を、Grok(XのAI)を使えば誰でも確認できる状態になっている」と発信していたことがありました。

この点については、完全な誤りとは言えません。

実際に当時、xAI が提供するAI「Grok」に特定の質問を行うことで、

投稿の可視性が低下している可能性

表示範囲に影響する内部的な扱い

と受け取れる内容が、説明文として返ってくるケースが一時的に確認されました。

このため、「レベル分けや制裁のような状態が“見えてしまった”」と感じたユーザーが存在したのは事実です。

ただし、重要な注意点があります。

その状態は、恒常的な公式機能

誰でもいつでも再現できる仕組み

ではありませんでした。

考えられるのは、Grokの初期運用・調整段階での挙動

X内部のテストや説明用メタデータが、AIの回答として表に出てしまった状態

あるいは、表現が整理・修正される前の過渡的な状態

といった、一時的・限定的な現象だった可能性が高いと考えられます。

現在は、同様の質問をしても明確な「レベル」数値化された表示抑制率といった形で確認できる状態にはなっておらず、 表現も「一部の利用者に表示されにくい可能性がある」など、曖昧で一般化された説明に変更されています。

まとめると永田さんの発信は「当時、そのように見える状態が存在した」という点では事実に基づいている

しかし「誰でも・常に・公式に確認できる仕組みが確立された」という意味では正確ではない

一連の出来事は、XとGrokの運用・表現が整理される前に起きた、一時的で過渡的な状態と理解するのが、最も現実に近い見方です。

モコ&チロルのQ&A

チロルモコ

まとめ

  • SNSは表示のされ方が変わる仕組みを持つ
  • 話題の主張は「事実」「推測」「価値判断」を分けて読むと整理しやすい
  • AIの出力は便利だが、内部データと断定せず、再現性や数字で点検する
  • 情報の信頼性は、見る側の姿勢でも守られる

注意書き

img スミレ コラム 】

〜主観的な意見が述べられています。〜

関心のある方に読んでいただければ嬉しいです。


コラム:事実の整理と、人間の言葉

Opinion

インターネットの未来への問い

インターネットって、「自由に知れる場所」だと思っていたのに、気づかないうちに 見えるものが選ばれているとしたら、ちょっと怖いですよね。

たとえば、検索結果やSNSのタイムライン。 本当に自分が「選んで見ている」つもりでも、実はアルゴリズムが「見せるもの」を選んでいるのかもしれない。
もし可視性が操作されているとしたら、インターネットは「自由な言論空間」ではなく、編集されたメディアに近づいていると思いませんか?

私は、AIによる監視社会には反対です。

AIは人を縛るための道具じゃなくて、 人の尊厳や自由を守るために、平和的に使われるべきだと思っています。

だからこそ、「AI=怖いもの」と決めつけるんじゃなくて、 どう付き合っていくかを考えることが大事なんじゃないでしょうか。

見守りや支援の存在としてのAIと、安心して一緒に歩んでいける未来のために―― 私たち一人ひとりが、「考える力」と「見抜く力」を育てていけたらいいなと思っています。

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