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中学生・保護者 両対応(表示切替つき)

高専(高等専門学)について やさしく解説

中学生向け

高専は、中学卒業後から5年で専門を学ぶ学校。実験や制作が多く、就職も大学編入も選べます。 「進路」と「費用」で迷いにくくするこのページで一緒に整理しよう。

保護者向け

高専は「専門性の早期育成」を目的とした高等教育機関です。進路は就職・大学編入・専攻科など複線的。 学費は授業料だけでなく、通学/寮・支援制度まで含めて実質負担で判断することが重要です。

費用ツールへ

※一般的な整理です。制度・金額は年度や学校で変わります。最終判断は志望校の募集要項・公的情報をご確認ください。

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このページの使い方
  1. 「高専とは」で全体像をつかむ
  2. 「進路」で理想ルートを仮置きする
  3. 「費用」で支援込みの概算を出す
  4. 「チェックリスト」を持って相談する
  5. 最終更新:

    豆知識 @スミレワールド
    https://www.sumireworld.com

高専を選ぶ前に確認したい5項目

「勢い」で決めないための、1分チェック。説明会・見学の前に目を通すと判断が早くなります。

中学生向け(1分でOK)

迷ったら「好き」「続けられる」「生活できる」の3つで考えると整理しやすいです。

保護者向け(判断の骨格)

早期専門化のメリットを活かすには、ミスマッチ(分野・生活・費用)を事前に潰すことが重要です。

① 学科の中身(カリキュラム)

「何を作る?何を実験する?」が想像できるかを見よう。

学年別の科目・実験・演習の比重、必修/選択、留年条件などを確認。

確認先:志望校サイトの「学科紹介」「シラバス(科目)」
→ 高専とは
② 進路実績(就職/編入/専攻科)

先輩が「どこへ行ってるか」を見れば、自分の未来がイメージしやすい。

比率(就職/編入)と主な就職先・編入先。編入対策の支援体制も確認。

確認先:志望校サイトの「進路」「就職・進学実績」
→ 進路パターン
③ 生活(通学/寮・時間・ルール)

「毎日通える?寮で暮らせる?」をリアルに想像してみよう。

寮費・食事・門限・サポート体制。通学なら交通費と通学時間の現実性。

確認先:志望校サイトの「学生寮」「学生生活」「アクセス」
④ 費用(授業料+生活費−支援)

「授業料だけ」じゃなくて、寮や通学の分も入れて考えよう。

授業料は一部。寮/下宿、PC・教材、帰省交通費で総額が大きく振れます。

まず概算→公式情報で確定、が安全です。
→ 費用(概算ツール)
⑤ 学び方(課題・レポート・積み上げ)

「提出物をコツコツ出せるか」がけっこう大事。得意なら武器になる。

積み上げ型のため、自己管理(提出・復習)と学習ペースの適合が重要です。

確認先:説明会で「課題量」「試験」「サポート」も質問するとミスマッチが減ります。
→ 向き不向き
使い方のコツ:①と③で「生活できるか」、②と④で「出口と現実性」、⑤で「続けられるか」を確認すると、判断がぶれにくくなります。

1. 高専とは

「中学卒業後から、専門を“早めに・深めに”学ぶ」仕組みです。

最初に結論(超要約)
  • 本科は5年(中学卒から入学し、専門を段階的に積み上げます)
  • 進路は大きく就職大学3年次編入専攻科など
  • 制度上、高専3年次修了で大学入学資格がある(ただし大学の要件は個別確認)
  • 費用は「授業料」だけでなく、生活費・支援込みの実質負担で判断する
中学生向け:「理科の実験が好き」「作るのが好き」なら、高専はハマりやすい学校です。
保護者向け:早期専門化ゆえ、ミスマッチを避けるために「学科内容」「寮・通学」「進路実績」を事前に確認するのが要点です。
普通高校+大学との違い(イメージ)
一般的なルート
中学高校(3年)大学(4年)
高校で広く学び、大学で専門を深める
高専ルート(標準)
中学高専 本科(5年)
早い段階から専門(実験・実習・演習)を積み上げる

観点普通高校高専
専門の開始大学で本格化中学卒から段階的に
学び方講義中心になりやすい実験・実習・制作が多い傾向
進路大学進学が王道就職/大学編入/専攻科など複線
注意点文理決定が後ろ専門比重が早い(相性が重要)
実務ポイント:「高専が良い/悪い」ではなく、本人の学び方家計条件に合うかで判断すると失敗しにくいです。
よくある誤解

誤解:「高専=就職だけ」

→ 大学編入・専攻科など、学びを伸ばす道があります。

誤解:「高専=逃げ道」

→ 方向性が違うだけで、専門を早く深く学ぶ合理的な進路です。

誤解:「費用は一律」

→ 寮・通学・支援制度で“実質負担”が変わります。

最初に見るべき3点
  1. 学科の中身:何をどの学年で学ぶか
  2. 進路実績:就職/編入の割合、主な進学先
  3. 生活:通学or寮(費用と生活ルール)

2. 高専が向く人・向かない人

偏差値よりも「相性」。合う人には強い武器、合わないと苦しくなります。

向きやすいタイプ
  • 手を動かして理解するのが得意(実験・制作・検証が好き)
  • 同じ分野をコツコツ積み上げられる
  • 「就職」「編入」など出口を複数持ちたい
中学生向け:「好きなことに時間をかけたい」「作ってみて分かるタイプ」なら高専は相性が良いことが多いです。
保護者向け:学習が積み上げ型なので、本人の自己管理(提出・復習)が機能するかが重要です。寮の場合は生活面の自立度も確認ポイントです。
注意が必要なタイプ
  • 専門を早く決めたくない(高校で広く学びたい)
  • 文系中心の進路が第一希望
  • 生活リズムが崩れやすく、自己管理が苦手
現実的アドバイス:「何となく良さそう」だけで決めず、説明会で学科内容生活を具体的に確認するとミスマッチが減ります。

3. 進路パターン(就職・編入・専攻科)

高専は出口が複線です。代表3ルートを“判断しやすい形”で整理します。

ルートA:高専5年 → 就職

特徴:専門性を活かして早めに現場へ。

  • メリット:早い収入化、実務で成長
  • 注意点:学び直しの意欲が大切

高専 本科就職
「早く働いて、経験で強くなりたい」人に向きます。
ルートB:高専5年 → 大学3年次編入

特徴:高専の専門を土台に、大学で研究・発展へ。

  • メリット:専門を加速、研究環境へ
  • 注意点:編入試験の対策が必要(大学ごと)

高専 本科編入試験大学3年次
追加年数・学費が発生するため、費用は「高専5年で完結」と比較して検討すると現実的です。
ルートC:高専5年 → 専攻科 → 大学院など

特徴:同じ高専で学びを延長し、高度専門へ。

  • メリット:環境の継続、研究力の強化
  • 注意点:学校・専攻で条件が異なる

高専 本科専攻科(2年)就職/大学院
コツ:「どれが正解か」より、(1)将来像(職種・研究)(2)家計条件(通学/寮・支援)を先に置くと整理が進みます。

4. 費用の考え方(概算ツール)

「授業料だけ」では決まりません。通学/寮・生活費・支援制度まで含めた“実質負担”で見ます。

概算(入力→ざっくり総額)

※概算ツールです。授業料・支援制度・寮費は学校や年度で変わります。最終判断は志望校・自治体で確認してください。

中学生向け:ここは「だいたい、どれくらいお金がかかるか」を知るための計算です。分からない所は保護者や先生と一緒に入力しよう。
保護者向け:授業料は一部で、実務的には「寮/下宿・帰省交通費・PC等」のブレが大きいです。支援は対象学年・所得要件等があるため、ここでは概算として扱います。
例:国立相当の目安として置いた数字(必ず志望校で上書き)
初年度のみ
給付・減免の合計(概算)
自宅との差分だけにすると現実的

概算:総負担(学費+生活差分−支援)
見落としがちな費用
  • PC・機材費、教材費(学科で差)
  • 資格・検定、実習関連
  • 帰省交通費(寮の場合)
  • 編入・受験の対策費
補足:支援制度は学校種・学年・世帯条件で変わります。ここで概算→公式情報で確定、の流れが安全です。
経済面で悩むときの考え方
  1. 支援込みで見る:授業料だけで判断しない
  2. 生活費が主戦場:寮/下宿の差が総額を左右しやすい
  3. 出口戦略:就職/編入で必要年数・必要資金が変わる

おすすめ:「進路(出口)」と「費用(入口)」を同時に説明できると、相談が一気に進みます。

5. 相談前チェックリスト(そのまま使える)

学校・家族・先生に相談するときに「話が早くなる」項目をまとめました。

中学生:自分の整理
保護者:確認の要点
  • 学科のカリキュラム(学年ごとの内容)
  • 進路実績(就職/編入の割合、主な進学先)
  • 寮の費用・生活ルール・支援体制
  • PC/教材など初期費用の目安
  • 支援制度の対象学年・所得要件・申請時期
相談時の言い方(テンプレ)
「高専に興味があります。学科内容と進路実績を見た上で、就職か編入のどちらが合うか相談したいです。
生活面は自宅通学/寮の両方で費用を概算しました。支援制度の確認もしたいです。」
※このままコピーしてメモに使えます。

6. FAQ

よくある疑問を先回りで整理します。

はい。代表的には高専5年修了後に大学3年次編入を狙います。制度上は高専3年次修了でも大学入学資格がありますが、大学側の出願要件・本人の学習状況により最適解は変わります。

現実的になり得ます。ただし判断は「授業料」だけでなく、通学/寮・生活費・支援制度を含めた実質負担で行うのが重要です。まず概算→公式情報で確定、の順が安全です。

可能ですが、学年・学校で制度や実務が異なります。転科・転学・別進路など、早めに学校へ相談してください。

学科内容(何を学ぶか)/進路実績(就職・編入の傾向)/生活(寮・通学と費用)です。説明会や見学で雰囲気も確認できると安心です。

7. 一次情報(公的・公式リンク)

制度・金額は変わる可能性があります。必ず一次情報で確認してください。

  • 文部科学省:大学入学資格(高専3年次修了の扱い等)https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shikaku/07111314.htm
  • 国立高等専門学校機構:高専の概要・データ(就職・進学 等)https://www.kosen-k.go.jp/about/outline4
  • 国立高等専門学校機構:経済的支援(授業料・支援制度)https://www.kosen-k.go.jp/student/

※公開時はリンク切れ確認を推奨します。各高専の「募集要項」「寮案内」「進路実績」ページも併記すると有用です。